立ちどまるから見えてくる

初夏の奥入瀬

奥入瀬渓流は新緑から初夏へ。
森の中はホオノキやシダの生気に満ちた香りが漂っています。

来週の天気予報を見ると夏日(最高気温が25℃を超える日)の予報が多く、少し前の寒さから一転して過ごしやすい日が増えています。

奥入瀬渓流は「視覚」や「聴覚」、「触覚」で自然をあじわうことが多いですが、「嗅覚」=香り、もひとつの魅力です。
個人的には初夏の奥入瀬臭(香)が大好きです!
訪れた皆様には、感性をめいいっぱい広げて、奥入瀬渓流を感じて頂きたいです。

ホオノキの花がまだ残っていました。雌花→雄花へと開花時期が変わる生態が面白い。フレグランスの様な甘美な芳香もたまりません。
ヤグルマソウの見ごろと迎えております。ルーペで花のミクロ世界を覗くのがお勧め!
奥入瀬渓流で一番の推しシダ。「リョウメンシダ」のフラクタル構造がノブキの葉に映り込んだ美の世界。
オオルリの雄
オオルリの雌

互いに鳴き交わす囀りの美しさに魅了されました(^^)
動画は近日中に公式FaceBookやInstagramで公開します♪

西陽が差し込む「白銀の流れ」
日本屈指の渓谷林

一年でもっとも生命力を感じる大好きな初夏。

雨が降って潤う森も良し、
晴れの日の眩しい木漏れ日も良し、
曇天で緑の深いトーンが出る日も良し、

私たちネイチャーガイドが最も奥入瀬渓流らしさを感じる初夏(6月~7月)は、人も少ないしお勧めの季節です。
この美しき麗しき奥入瀬渓流をご案内する毎日は本当に幸せです。

ネイチャーガイド 丹羽