歩きやすい奥入瀬渓流
奥入瀬渓流は14kmにわたる遊歩道が車道と並走し、車から降りてすぐ遊歩道に出られるため、どんな靴でも探索は可能です。
とはいえ、奥羽山脈の山麓に位置する奥入瀬は天候・気温の変化が大きく、それなりに時間を過ごす場合は服装に注意が必要。
奥入瀬渓流を探索するにあたり、おすすめの服装を提案します。
ウェアを重ね着する「レイヤー」
レイヤーとは、ウェアを重ね着することを意味します。
ありがちなのは、寒いからといって厚着をしてスタートしてしまうこと。
すると汗を余分にかくためにかえって体が冷え、不快な思いをするだけではなく、時には疲労によって低体温症になることもあります。
レイヤードする(脱いだり着たりする)ことによって調節を行い、行動中も休憩時も常に体温を適正に保つようにすることが、より快適にフィールドを楽しむための第一歩です。
- ファースト(ベース)レイヤー=いちばん下に着るもの
- ミッドレイヤー=中間着
- アウターレイヤー=いちばん外側に着るもの
春~秋 共通必須アイテム
フィールドを探索するにあたり、ほぼ全ての季節に共通する装備。
レインウェア
奥入瀬は天候が変わりやすい。防寒着としても優秀。防水性と浸透性が高い素材で、上下に分かれたセパレートタイプのものがおすすめ。
長ズボン
虫や草木などからのケガから守るために、長ズボンの着用を。
トレッキングシューズ
雨後はぬかるみが目立つ。トレッキングシューズは防水性に優れたかものを。
帽子
落枝や障害物(張り出した枝など)、虫(ハチなど)から頭を守る。
5月~6月・9月(初夏・初秋)
過ごしやすい気候だが、気温が低い日や時間帯があるので、必ず ウィンドブレーカーなど上着を携行。コンパクトに持ち歩ける薄手 のダウンやフリースがあると安心。
長袖
ウィンドブレーカー
ダウン(薄手)
7月~8月(夏)
蒸し暑い日も多いが、棘がある植物や、ハチ・マダニなどから肌を守るため、できるだけ素肌は出さない。肌寒い日や時間帯があるので上着があると安心。
半袖
(もしくは薄手の長袖)
アームカバー
ウィンドブレーカー
4月・10月~11月(春・秋)
天候によりかなり気温が下がるので、厚手のフリースやダウン、ニット帽や 手袋などの防寒対策が必要
厚手のフリース
ダウンジャケット
レインウェア
ニット帽
手袋
冬必須アイテム
冬季は車での入渓は制限される。フィールドに出るまでそれなりの距離を歩かなくてはならない。場合によってはスノーシューなど用意する必要がある。
スノーブーツ
帽子
スノーシューなどアクティブに楽しむ時
スキーウェアなど、スノーアクティビティに適した装備が必要
スキーウェアなど
防水タイプのグローブ
それ以外(氷瀑・氷柱鑑賞など)
ダウンジャケット・コートなど、しっかりとした防寒対策が必要
ダウンジャケット・コート
ニットやフリース素材の手袋でもOK