立ちどまるから見えてくる
奥入瀬渓流は新緑の時期を迎えました(^^)
単に春といっても、3月下旬~4月中旬までの早春の季節があったり、4月下旬から5月上旬までの新緑本番の季節もあります。
二十四節気、七十二候まではいかずとも、奥入瀬渓流での季節の移ろいは多様に変化し、特に春の季節ま毎日あっという間に自然が変わっていくので、私たちネイチャーガイド達は写真を撮ったり、自然を記録したりと大忙しだったりします。
毎年11月中旬には奥入瀬渓流の草木たちは枯れ、そこから長い冬の季節がやって来ます。
1,2,3….と数えてみると、約5か月もの長い間、私たちのフィールドである奥入瀬渓流は「緑」の活動をいったんお休みし、春の到来をじっと待つ、休眠の期間に入ります。
長きに渡り、寒さの中、雪の中、じっと春がやって来るのを待っていた、生命たち。
樹も植物も…鳥も動物も虫も…コケもシダも菌類も…すべての生き物たちは春の到来を待ち望んでいました。
生命力がたくさん集まった春の活動たるものや、これでもか!と言うくらい、エネルギーに満ち溢れ…全てがドラマチックに躍動します。特に北国の春は期間が短い。その限られた時間の間に、生命を繋いでいこうと必死ですから、毎日毎日が輝いている訳です。
毎年、春の季節がやってくると、たくさんの命に出会い、「ウキウキ」「ワクワク」してしまいます!
惹句ではありますが、奥入瀬渓流の新緑の季節を体感すると、その言葉しか見つかりません(笑)
皆さま、是非新緑の奥入瀬渓流へお越しくださいませ!
ネイチャーガイド 丹羽